地球という星に生まれて


とうとうイラク戦争が始まってしまいました。
連日アメリカの攻撃の様子がテレビで放映されています。
感じること・・・アメリカの軍事力のお披露目みたいだ。
今まで開発してきた最先端の技術を使ってイラクを封じ込めようとしている。
軍事評論家の言葉を聞いていると、まるでこの時とばかりにいかに優れた兵器なのか
を誇示しているみたいに聞こえる。
映像には建物が破壊される様子しか映し出されない。
空爆の下で不安に顔を引きつらせている市民の顔は映らない。
その恐ろしさに震える心の中も映らない。
眠れぬ夜も映らない。
犠牲になった市民も確認されない。
亡くなった兵士のことも明にはならない。
そんな中なのに、すでに停戦後の力関係についても論じられている。
イラクに対しアメリカが主導権を握るからイギリスはそれは困るというのだそうだ。
そして反対の立場を崩さなかったフランスに対する立場も難しいらしい。
それに合わせてEUに対する立場も悪いらしい。
そんなこと知ったことじゃない。
力関係で物事が決まるというのなら、
国連が存在する意味すらなくなってしまう。
何のために武力でない話し合によって平和的に物事を解決する国連という機関が設け
られたのか?
その根底さえも覆してしまう今回の戦争だ。
この戦争の後、待っているものは平和だろうか?
きっと更なる憎しみ、テロへの不安までもが待っている。
いつになったらこのイタチごっこに終止符を打てるのか?
平和への道は決して近づいたのではないことを
胸に刻もう。

ちっぽけな自分なのに責任を感じる。
もっと何か出来なかったのか?
もっと多くの人々の心を揺り動かせなかったのか?
とても責任を感じる。
もっともっと伝えたい。もっともっと心をつなぎたい。
ためらっている自分が申し訳ない。
身の回りのことに縛られている自分が情けない。
だからこそこの思いを歌に込めて伝えつづける、負けない、そう思う。


地球という星に生まれて

作詞・作曲 下田 民子


聞こえて来るでしょう 耳を澄ませたなら
心がささやく偽りなき声が
記憶の彼方に刻み込まれている
永久の約束と 命の理が

この広い宇宙の地球という星に生まれ
私たちは生きる 限りない愛をたたえて

優しい瞳で 世界を見つめたら
大切なものは 自ら分かるだろう
この星の愛に気がついたときに
全て許しあう 勇気が生まれゆく

どれほどの涙も悲しみも癒し尽くして
私たちは向かう 終わりなき未来への道

全てが用意されたこの星は私たち次第
何度でもよみがえる力を与えられた 愛の星

この広い宇宙の 地球という星に生まれ
私たちは生きる 限りない愛をたたえて
見失いはしない 約束を忘れはしない
私たちは生きる 限りない愛をたたえて
私たちは向かう 終わりなき未来への道

 

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