私たちの活動の始まりはとても単純なものでした。ゴミ分別をいわれる様になった頃、環境についていろいろ関心を持ち、情報を集める中で、今の地球の危機的状況を知りました。
それらの事実を出来るだけ多くの方々に伝え関心を持って頂きたい、と思い、手作りの新聞を作り始めたのです。しかし情報を伝えるだけでは、思うように関心も高まらず、限界を感じていきました。
どんなに情報を訴えても、「心が変わらなければ、行動も変わらない」ことを痛感し、心に訴えていく活動を考えたのです。
「環境」とか「平和な社会」などというと堅苦しく古くさい感じを受ける方もいらっしゃるかと思いますが、平和の様に見えても今の社会は多くの問題を抱えています。5年後、10年後、私たちの子供たちが大人になり家庭を持つ頃、この地球はどんな環境になっているのでしょうか。
空気は？水は？食べ物は？社会情勢は？とても不安なことばかりです。
それらのことに関心を持てないのは、本当は心に問題があるのではないかと私たちは考えています。その心に音楽という手段でメッセージを伝えたい、と始まったのが「ラブ・アース・ライブ」というコンサートです。
もともと私自身趣味でオリジナル曲を作っていましたので、音楽の持つ力を信じていました。
音楽で思いを伝えてみよう、と呼びかけたところ、何人かの心ある音楽仲間が集まり、一昨年7月20日より始めました。
まだ、5回目ですし、規模もそれほど大きくないのですが、これまでに驚くほどの反響を頂きました。音楽はジャンルを越え、聴く人々に共感を呼び起こしてくれるようです。やはり時代に求められている、と感じています。音楽を通じて、平和を願い、人に、社会に、地球に優しい思いやりの心が広がっていってほしい。
私たちはそんな願いを込めて活動しています。聴く方たちが、優しくなれたり元気になれたら、とても嬉しいと思います。こんな純粋な思いをご理解いただければ、と思います。
ラブ・アース・ネットワーク トータルプランナー 下田 民子